Cours du 18 novembre

みなさんこんにちは。

前回18日の授業の復習をしておきましょう。

前回は、パリで起こった同時多発テロの話と、小テストの返却、宿題の答え合わせ(関係代名詞)のため教科書自体はそれほど進みませんでした。

テロの話に関しては、私自身もすべてを理解しているわけではなく、わからないこともあります。また、いろいろな要因が絡み合っているため唯一の原因に帰することはできないし、それは避けなければなりません。ただ重要なことは、「複数の視点」からこの事件を見てみることだと思います。

フランス語文法の授業では、文法を学ぶことがもっとも重要で、それが第一の目標なのですが、一方でフランスの抱える社会的問題についても可能な限りお話できればと思います。

さて、前回は、celui celle ceux cellesといった、指示代名詞を勉強しました。

   単数   複数

男性 celui         ceux

女性 celle         celles

 

対応する名詞の性・数にしたがって変化する。

大きく分けて用法は3つです。

①deで始まる前置詞グループを従える

Ma voiture est en panne.J'ai emprunté celle de mon père.

(私の車は、故障している。私は父のを借りた。) 

être en panne 熟語表現で「故障している」

emprunter 借りる

voitureは女性名詞なので、celleで受けます。

 

Je n'ai pas d'appreil photo mais je peux emprunter celui de ma mère.

(私は、カメラを持ってない。しかし、母のを借りることができる。)

appareil photoカメラ【男性名詞】

appareil photoは、男性名詞なので、celuiで受けます。

 

②関係詞とともに使う

Quelle robe préférez-vous?

Celle qui est en vitrine.

(どの服がおこのみですか? ショーウインドウにあるものです。)

 

Celui dont je t'ai parlé est avocat.

(わたしがあなたに話した男性は弁護士である。)

 

③-ci(近いほう), -là(遠いほう)を伴う。

Vous prenez quel fromage?

Celui-ci ou celui-là?

(どっちのチーズを食べますか。こちらですか、そちらですか。)

Jean et Pauline sont arrivés, celle-ci par train, celui-là par la voiture. 

(ジャンとポーリーヌは到着した。後者(ポーリーヌ)は電車で。前者(ジャン)は車で。)

次回は、代名動詞からです。すでに「会話」の授業で勉強したそうですが、再度詳しく勉強しますね。

皆さんからのコメントに前期の復習、そして後期のこれまで習ったことの復習を要望する声がありました。授業内では原則的に新しい単元を進みますので、復習に多く時間を割くことができないのですが、次回までに復習の問題を作成して皆さんにお配りしますね。

今日ご紹介する曲は、シルヴィー・ヴァルタンの「Irresistiblement」日本語では「あなたのとりこ」という翻訳で知られています。1968年の発売だそうです。68年と聞いて、パリ五月革命という言葉を思い出す方もいると思いますが、それはまた別の機会に。

ちょうど私が大学生だったころ、『ウオーターボーイズ』という映画(シンクロをする男子高校生の青春を描いた作品)の挿入歌に使われ、その後飲み物のCMの曲で使われて、リバイバルヒットしました。私と同じ部活(フェンシング)の同級生もフランス語を勉強していて、シルヴィー・ヴァルタンのCDを二人で阪急梅田のCD屋に買いに行き、練習中もずっとこの曲をかけていました。

Irrésistiblement (あなたのとりこ) / SYLVIE VARTAN - YouTube